2012年9月24日月曜日

久しぶり!!今日からまた吾輩の独り言に付き合ってくれれば嬉しいなあ!

諸君、久しぶり!!

802の台風による秀林村の被災からまもなく2ヶ月。村の復興工事も一応の目処がついた。しかし、また新たな台風が花蓮目指して進んでいる。どうか秀林を直撃しないように祈るだけだ。

さて、この2ヶ月の間に、例の日本人家族にも色々な変化があったようだ。簡単に説明しておこう。
まず、7月19日から始めたトンカツ屋の方だが、お客様からの要望でお弁当を始めた。もちろん、メインはトンカツ弁当。それ以外に、豚肉を使った日替わり弁当。毎日、この2種類のお弁当だけを販売しているようだ。
豚は、太魯閣族の人達にとっては非常に重要な食材である。結婚式・お葬式の際には必ず、豚肉を近所に配るという習慣がある。
朝から豚を一頭、自分達でさばくのだ。少し残酷な話ではあるが、屠殺する際に、豚の鳴き声が大きれば大きいほど良いとされている。さばいた豚はまず最初に山の神にお酒と一緒にお供えをする。その後、部位ごとに分けられ、近所へと配られるのである。

話は戻って、お弁当屋の方だが、なかなか好評の様だ。どうやら旦那の味付けが太魯閣族の人達の嗜好にマッチしたようだ。
太魯閣族の人達の基本的な味付けは少量の「塩」。例えば、バーベキューの際にも、BBQソースは使わず、塩で食する。後は、日本風に言えばタバスコで辛味を付ける。実に簡単である。
太魯閣族の人達が昔、山奥に住んでいたい頃は、塩は非常に貴重なもので、大量に使用することはなかった。また、料理もほとんどがスープ主体の食事だった。故に、今でも彼らの作るスープは絶品である。栄養バランスを考えたスープで、季節にあわせたスープ料理を作る。例えば、夏場は、体の熱気を下げるスープ。冬場は逆に、熱気を上げるスープ。
どうやら、昔の人達はこの様な食生活をしていたので、今でも非常に健康だそうだ。最近では、ファーストフード等々が入ってきて、昔の人ほど健康体ではないようだ。先人の知恵を今こそもう一度見直す時かもしれんな。

おやおや、また話題が反れてしまった。まあいいかあ。日本人家族の事は今後、追々報告していこう。

今日は最後に、802で傷つく前の吾輩と、傷ついた後の吾輩を紹介しておこう。正直なところ、今でも山裾の方では大きな岩達が、何とかぶら下がっているという状態で、大雨が降ればいつ崩壊するかわからない状態である。
故に、今回接近中の台風、何とか進路を変えて欲しいのだ。

【傷つく前の吾輩】


【傷ついた後の吾輩】


                   【今、秀林村で出会える草花たち】









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