2012年7月5日木曜日

情報収集したらためらい捨てて扉を開けんかい!!


「今の状況を如何に打開するかが問題だ」と社長なり部長が眉間に皺を寄せ、難しい顔で腕組みしながら部下を見回す。部下は皆、うつむき加減で、出来るだけ目線を合わさないように黙って座っている。こんな光景、テレビとかでもよくやっているよな。
まあ、実際もよく似た感じで会議が始まるのが日本の会社だと吾輩は聞いている。

「状況を打開したい」と思うなら、まずは、動かんと何も見えてこんぞ。データーばかりに頼って机上論を述べ合っていても何も始まらない。

さらに最悪なのは、「でも、もしもこうなったどうしよう」とためらってばかりいる事。
結果など誰にもわからんものだ。「統計的には」とか「今まで経験からすると」というのも大切だが、扉の向こうの事が常に今までと同じとは限らない。もちろん、データー(情報)を収集し、万が一に備える事は絶対に必要だ。でも、日本人というのは、この「情報収集」というものに、お金をかけない。身近な、可能な限りお金のかからない情報のみを収集する。これではダメだ。同じ情報を収集するなら、お金を惜しんではいけない。裏の裏までの情報を収集する。あとは、ためらいを捨てて、思い切って扉を開けるだけだ。
扉の開け方は押すか引きかしかないのだから。開けた後、予想外の事が起こっても、情報収集さえしっかり整えておけば、必ず問題は打開出来る。情報が最後の武器となる。

この情報を収集するためにも、普段から人間ネットワークだけはしっかりと構築しておく必要がある。この人間ネットワークも勘違いしている人が多いようだな。最近多い、「○○交流会」とか、「○○サークル」とかに出席して、知り合いが出来た=人間ネットワークが出来たと勘違いしている人が多い。ネットワークとはそんなものではない。常に、ギブアンドテイクの関係で情報交換をしながら、時間をかけて構築していくものだ。
日本人は自分の仕事や自分の生活に全く関係のない人とのつながりをあえて持とうとはしない。これではダメだ。
吾輩のいる台湾は、諸君もご存知の通り、「華僑」と呼ばれる世界。ここのネットワークは、ユダヤ人のネットワークに匹敵するほどのネットワークだ。
例えば、金属加工工場のオヤジに、「今、○○○という野菜を探している」と話をすると、24時間以内にその野菜と生産者を紹介してくれる。さらには、農協関係者や、政府の農業担当の役人、さらには、農業方面に強い政治家まで紹介してくれる。
これが本当の人間ネットワークだ。

今気がついたが、この文章内では「状況」という漢字を使用しており、手書きでは「情況」の漢字を使用しておるが、どちらも意味は同じなので。昔は「情況」と書くのが一般的だったらしいが、最近は「状況」が主流ななっておるらしい。

さて、今日の秀林は36度を超える暑さになった。しかし、不思議と風があるからか、36度以上もあったとは思えんかったなあ。
吾輩は相変わらず雲がまとわりついておる。太平洋側は気持ちいいほどの天気なのに。




しかし、明日はどうやら一雨来そうだな。夕方からの風向きが「明日は雨だぞ」と教えてくれている。
ここらで一度雨でも降らんと、大地が乾き始めた。

旦那は今日から本格的に畑を作り出したようだな。慣れない手つきで必死に土を耕している。
まずは全て手作業から始めるそうだ。まあそれもいいことだ。自分の手で大地の感触を確かめながら、汗水流して耕してこそ、ものづくりの苦労がわかるというものだ。
頑張れよ!!








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