2012年7月2日月曜日

雫が小川に、小川が川に、川が海になる。焦るなよ。


吾輩から見えるのは、秀林部落とその向こうに広がる太平洋である。
この海だが、一気に海を創りだすことなど神以外には無理なことである。最初は吾輩の様な山々から湧き出る一滴の雫から始まり、小川になり、川になり、そして海へと向かう。もしも川が途中で「海まで流れるの疲れたし飽きたから、やめる」などと言い出したら大変な事になる。
川は一滴の雫を一生懸命に集め、そして、確実に海へと運んでくれている。
人生も同じだ。一気に大成功を治めるなど、到底無理。無理をすれば必ずどこかでしわ寄せがくる。日々の何気ない一つ一つの行動が積み重なって、初めて成功への道が切り開かれていく。
一攫千金を目指す事を否定はしない。しかし、世の中、そんなにあまくはない。故に、毎日の生活態度、心構え、努力が非常に大切なのである。
歩み続ける事で、目指している大海へも到着出来る。どんなに厳しい道であっても、休みながらでもよいから、諦めず、一歩一歩、前を向いて歩き続ける事だ。

さて、今日の吾輩は、昨日同様の姿。しかし、太平洋側は快晴だ。



もしも今、人生の壁にぶつかって悩んでいる人がいたら、一度、何もかも忘れて、一日、いや、半日だけでもいいから海を見に行くといい。そして、水平線の向こうの事をボーとしながら想像するといい。
不思議と気持ちが晴れて、「よーし、もう一度やってみるか」という気分になれるぞ。ただし、晴れの日に行くようにな。







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