2012年6月12日火曜日

夢を持って生きようよ!


「あっ、トンガリ山がお風呂に入っている」などと言わんでくれよ。
これが今日の吾輩。雲が湯気のようになって、吾輩の周りを覆っておる。おそらく日本の皆は、雲がこんなに低い位置にできるなどとは思ってもいないだろう。霧ではない。雲なんだ。
おかげで今日は一日中視界が悪くて困った。
ぼんやりと見える秀林部落では、朝からはかなりの雨が降っていた様だが、夕方から雨も小降りになり、人々の往来もあるようだ。
台湾中南部に続き、首都の台北でもかなりの被害が出ているようだが、我が秀林は幸いにも被害が出なくて一安心している。
しかし、自然界の力をあまく見てはいけない。いつ牙をむくかはわからんからな。もちろん、吾輩も同じだ。人間が自然の摂理を無視して、自分勝手な事をした時には、さすがの吾輩も牙をむく事になるかもしれん。まあ、太魯閣族の皆に守られている吾輩は、その様な事はないと信じておるがな。

しかし、最近は、中国大陸からの観光客が増え、秀林部落の玄関口、「新城火車站(駅)」にも連日、大勢の中国人観光客が来る。この中国人観光客のマナーが問題なのだ。
ゴミは平気で捨てるは、痰は所構わず捨てるは、立ち入り禁止区域でも平気で入っていって、写真を撮影するは、少々、吾輩も頭にきている。
そう言えば、昔の日本人観光客も同じだった様に記憶している。
旅先でのマナー、必ず守ってもらいたい。観光客はその時限りだが、観光地にも生活を営んでいる人々がおり、日々、自然を守るために努力している事を忘れないで欲しい。

さて、今日の言いたい放題だが、こんな文章を書いてみた。


「夢」って大切だと吾輩は思う。夢なんだから、叶わなくてもいいのではないか。ただ、夢があればこそ、目標が出来、目標へ向けての努力が出来ると吾輩は思う。
日本人家族も各々に夢があるようだ。この家族、夢について語り合うのが好きなようで、よく家族で話しているのが聞こえてくる。
まあ、聞いていると「こりゃ、本当に夢だな」と思う事から「努力すれば実現できるのではないか」という夢まで色々だ。
旦那は、「秀林部落にバナナジャム工場を建設して、秀林の新しい産業として成長させる」という壮大な夢があるかと思うと、「ハーレーダビッドソンを買って、妻と台湾一周の旅に出る」という子供の様な夢もあるようだ。
嫁は「自分が持っている和裁の技術を使って、何か台湾で出来る事を見つけたい」という夢があるかと思うと、「海の見える高台に大きな家を建てて、毎日、誰かが遊びきてもらえる様にしたい」という夢もあるそうだ。
娘の夢は少々現実的で「台湾の高校を受験し、合格して、台湾の大学へ進む」という、夢というか、目標に近いものを持っているようだな。

確かに人が聞いたら笑われる様な夢かもしれんが、その夢があるからこそ、「明日も楽しく頑張ろう」と思えるのが人間という生き物なのだなあと吾輩は思う。

えっ、吾輩の夢は何かって。吾輩の夢は、「部落の皆の夢が全て実現出来る」というのが夢だな。

さあ、皆も、大きな夢を持って、しっかりと一日一日を大切に、そして、楽しく生きていきなさい。







0 件のコメント:

コメントを投稿