2012年6月20日水曜日

怒りから生まれるものは「恨み」「憎しみ」しかないで!







台風の影響で、吾輩の秀林も昼過ぎから雨が降りだした。既に、台湾の中南部ではかなりの風雨になっているようだ。
花蓮も先ほど、午後6時以降の仕事・学校・塾はすべて休みになることが決定したようだ。
どうやらこれからが本番といったところだろう。

日本も先の台風でかなりの被害が出ているらしいが、今回の台風も日本へ上陸する見込みだから、十分に気をつけてもらいたいものだ。

さてと、今日の言いたい放題だが、人間という生き物には「喜怒哀楽」という感情がある。そして、その喜怒哀楽をコントロールする事が出来るのが人間という生き物だけだ。これは吾輩も素晴らしいと認めておる。
しかし、この「喜怒哀楽」の中の「怒」という部分、これが非常に厄介なのだ。「怒」だけで済めば良いが、人間はこれに「恨み」「憎しみ」というものがおまけとしてついてくる。
この「恨み」「憎しみ」というのは時には人の命までをも奪ってしまう、誠に恐ろしいものだ。
では、どうやってこの「恨み」「憎しみ」の心というものを鎮めるかだが、これも非常に難しい。
でもな、吾輩が今までこの山上から眺めておって感じた、「恨み」「憎しみ」を少しは鎮める事が出来る方法がある。


まずは、相手を「許す」ことから始めて見るのだ。確かに、一度怒りを覚えた相手を許すというのは難しいかもしれん。しかし、自分自身も似たような失敗をしたことが本当にないかを冷静に考えてみると良い。形は違えども、誰かの怒りに触れる事を仕出かした事が必ずあるはずだ。
相手も同じだ。自分は怒り狂っていればよいだけだろうが、相手は、「大変な事をしてしまった」「どうすればいいのだろう」と悩み、苦しんでいる。夜も眠れないほど苦しんでいるのかも知れん。
そして、その苦しみ・悩みがいつの日かまた「恨み」「憎しみ」へと変化していってします。
これでは何をしているのかわからない。
相手には相手の言い分が必ずある。しかし、怒りを感じているとその相手の言い分は「言い訳」としか聞こえない。これでは話にならない。
そこでまず、「許す」という心を持ち、その心を前提に相手と向き合う事が大切だ。そうすれば、今まで見えなかった事が見えてきて、解決の糸口も早く見つけ出す事ができる。
「許す」心さえ持っていれば、相手からの逆恨みもない。自分の怒りも収まる。よって、相手を恨む必要もなければ、憎いと思う必要もない。
理想論だと言うかもしれんが、これが理想論だと思うならば、理想ではなく現実にする努力をすれば良いのではないか。「努力する」という能力を与えられているのも人間だけじゃからの。

こんな事を話している間に、雨足がだんだん強くなってきよった。

台風が通り過ぎた後には、晴天が来るもんだ。まあ、これも人生と同じという事だ。














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