楽しいだけの人生に生きがいってあるかい？

この花、可愛いと思わんかい？
名前は知らんが、日本人家族の全員が秀林部落で一番好きな花らしい。
丁度今が開花時期のようだ。

やっと豪雨も去ったようで、今日は朝からは雨は降っていない。吾輩の方は、よほど雲が吾輩を気に入っている様で、この有り様だ。
今、雲とは別れ話を進めているが、ここは慎重に、穏便に事を解決せねば、雲のご機嫌を損ねるとまた、大暴れされては困るからな。

雨が上がって、日本人家族は何をしているのか・・・・・。
おやおや、旦那と嫁がバナナの選択をしておる。どうやら、この長雨で、バナナが上手く熟さなかった様だ。あの夫婦の事だ、あれはジャム用として使わんだろう。何せ、徹底的にこだわって作りたいというのがお二人さんの思いのようだからな。
そりゃそうだ。折角、秀林の美味しいバナナを使ってジャムを作るのだから、素材の旨味を十分に出したジャムを作ってもらわねばな。
まあ、ガンバレ。失敗を繰り返しているうちに、本物を見つけ出せるさ。

さてと、ではここで、今日の言いたい放題だが、人生ってやつは、楽しいことばかりじゃないよな。
でも、もしも、楽しい事ばかりだったらどうだ。そりゃ、最初の内は毎日が薔薇色の様に思え、楽しくて楽しくて仕方ないかも知れん。しかし、楽しいだけの人生に生きがい、やりがいが見いだせるだろうか。辛い事、苦しい事、悲しい事があるからこそ、「よし、頑張るぞ」という気持ちが湧いてくる。そして、どんなに辛くても、苦しくても、それをやり遂げた時の爽快感は、最高の快楽ではないだろうか。
辛い事、苦しい事、悲しい事が起こると人は、「何故自分だけが」と思う。しかしな、自分だけじゃないんだ。皆、辛く、苦しく、悲しい事を経験して今があるんだ。自分だけを悲劇のヒロインにしてはいかんぞ。それでは前に進めんからな。辛く、苦しく、悲しい事が起こった時、「これも人生」と思えばよい。人生は谷があれば次は山しかない。山の頂上に登れば、次は下りしかない。その繰り返しなんだ。
大切な事は、如何に谷を浅くし、下りを短くする事だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、苦しい時に思えるようにすればいいのではないかな？

それにしても今日の秀林は涼しい。気温は２４度から２５度ぐらいだろう。
連日、３０度以上だったから、久しぶりに今日は気持ちがいい。

あーーーーー。こりゃ失敬。あまりにも気持ちが良すぎて、昼寝したい気分になってきた。
そうそう、台湾では昔はお昼休みは１時間半あった。最近は、都会では１時間の昼休みになってしまったが、郊外ではまだ１時間半のところもある。秀林は後者のほうだ。
お昼休みには、まず昼食を取って、次はお昼寝の時間。皆、思い思いに好きな姿勢で爆睡している。
学校も同じだ。きちんと昼寝の時間がある。まあ、台湾の学校は始まる時間が早いから、お昼寝タイムは必要だろう。（朝７時半から授業が始まる）
諸君、今、あなたが流した汗、涙、悔しさは、明日の喜び、楽しみへとつながっている事を忘れずに生きていくんじゃよ！！